お化けなんていないと思う?
そんなの寝惚けた人の見間違いだって?
じゃあ、僕の身に起こったコト、説明してみせてよ。
僕が体験した、夢のような現の話を―――――。
*Sweet Discourse*
「あー…何で僕こんな事してるんだろ……」
莫迦らしいとは思いながらも、僕は上機嫌で歩を進めた。
何てったって春だ。ぽかぽか陽気の散歩日和だ。気分もふわふわ上昇中。今ならスキップだってやってやる…やらないけど。
そう、そんな素敵な日。上を向いて歩こう。
「っと、とと…」
“ぐにっ”
何かに躓いた。莫迦か僕は。
つかぐにって。ぐにっていったよ今。一体何が落ちてたんだ。猫とかだったら凄く嫌だ。
って………。
人、かよ。もっと嫌だ。
「すみません御免なさい僕が悪いんです大丈夫ですか」
取り敢えず謝ってみた。いやこんな所で寝てる方が悪いだろとか思ったけど。
…………。
「あのぅ…生きてます?」
「死んでます」
「はぁ。そうですか」
どうやら頭の痛い人らしかった。可哀想に。
「だぁかぁらぁ、死んでるんですってば。ホラホラホラ」
「いやホラホラとか言われても困りますし。それじゃあ僕もう行きますね……ぐへぁっ」
首絞められた。いやいや僕が死ぬって。
「何でそんな素っ気無いんですですかっ!私に躓いてくれたの貴方だけなんですよっ!!」
「それは皆が訝って避けて通ったんでしょ」
「違うんですよー皆スルーしてったんですよー」
「ほらやっぱり」
「そうじゃなくてですねぇ…あ、あの人見てて下さいねっ」
そう言うと徐に彼女は歩いてくるオジサンに歩み寄った。
「ちょっ…危ないって…」
スタスタスタスタ。
スタスタスタスタ。
……………。
オジサンは彼女に気付く事無く彼女の身体を……
「ととととととととおりぬけっっ……」
「ねっ!だから言ったでしょん♪」
「いやいやいや有り得ないってあはははは」
「貴方は自分の目が信じられないんですか?」
「生憎自分の感覚器官より常識が優先のタイプなもので」
「あー、カタいですねぇ、ガキの癖に」
「常識人って言って下さいっていうかガキって言うな」
「だってどう見ても小学生じゃないですかーってか言い返すトコがガキっぽいですよー」
何も言い返せなかった。
「うーん…にしても何で貴方だけ私の事見たり触ったり出来るんでしょーねぇ。運命?」
「気持ち悪い事言わないで下さい。にしても、僕にだけ…」
「貴方に、だけ……」
「僕に、だけ………ってあああああ!!」
「ななななんですかっ!!」
「いいから今すぐ家に来て下さいっ!」
「なになになにっ!きゃあぁ誘拐されるぅぅぅぅぅ」
説明している間も惜しかった。
「はぁっ…はぁっ…ふうっ……」
「んもう何なんですかぁ。いきなり走り出さないで下さいよー」
10分掛けて歩いた道程を3分で家まで走ってみた。世界記録樹立可能なレベルのスピードだ。
「だって貴女、僕にしか見えないんでしょう?」
それなのにあんな往来で話したりなんかしてたら、傍から見たら僕が危ない奴だ。
「あ、じゃあやっと信じる気になってくれたんですねー」
「不本意ですけど。にしても何であんな所に転がってたんですか?こう、それっぽく道端で三角座り…」
「してたら驚いてくれました?」
「……?いや全く」
「でっしょでしょでしょ!?やっぱ何事もインパクトが大事なんですよっ!ホワイトディには真っ白おにぎりっ!」
意味が判らなかった。欲しいのだろうか。
ていうかインパクトの為だけに幽霊踏まされたのか、僕。すっげぇ腹立つんですけど。
「……じゃあ、質問を変えましょう。どうして貴女は在るんですか?」
「んーっと、親父に首絞められてばたんきゅーで、気付いたらこーなってたんですっ!他は全然判りるらっ!!」
りるらって。ドロドロ家庭内事情なのにりるらって。
ふぅむ。詰まる所殺されて成仏出来なかったと。じゃあ……
「心遺り、でも?」
「うーん…あったんでしょうねぇ…何だろ。最期にレアチーズケーキ食べたかったとかストロベリーパフェの時期なのにとか?」
「特筆すべき事は無し、と」
「酷っ!」
んなケーキやパフェ如きで一々残られたら僕は何回幽霊に躓かなきゃならないんだ。往来の邪魔も甚だしい。
「もっと他に何か無いんですか?貴女の人生ケーキパフェだけじゃないでしょう?」
「あぁっ!!」
「何か?」
「判りましたよっ!きっとおばあちゃんですっ!!」
「お婆ちゃん?」
「はいっ!私この度、目出度く大学生になりましてですねぇ…」
「大学生、ねぇ…」
僕より頭悪そうだけど。
「はいっ!そんで、おばあちゃんに会いに行くって言ってたんですよっ!」
「……それだけの為に残った、と?」
お婆ちゃんなんて毎年盆と正月には会うものじゃないのか。どうも決定的一打に欠けている。
「今年はそれだけじゃ無いんですよー。私美大行ったから受かったら桜をバックにおばあちゃんの絵描いたげるねーって」
「ああ、そりゃ素敵な御話ですね」
詰まりはこのおねえさん、お婆ちゃんの絵を描いてあげる為にこの世界に残った訳か。ふむふむ。
「成る程成る程」
「判って下さいましたですかっ!!」
「はい。では……」
「でわ?でわでわ?」
「出て行って下さい」
にっこり。天使のような100%スマイル。かいしんのいちげき。
「ぐへぁぅっ!」
つうこんのいちげき。
当たり前だ。不本意で入れてやったけど(ってか保身の為だけど)、これ以上世話してやる義理はない。
僕はこんなのに構ってられる程暇じゃないんだ。
「酷っ!非道っ!ヒドッ!!何ですか貴方小学生の皮被った悪魔ですかっ!?私が道端で野垂れ死んだらどうするんですかっ!?!?」
「いやもう死んでるじゃないですか」
「そーゆーコトじゃないですよー!ココロが死んじゃうんですよー!」
「僕は固いガキですから」
「うわーまだ根に持ってんですかっ!ネクラー!オクラー!オクレー!!」
オクレが一番ショックだったり。
だって此処で僕がキラキラおめめの漫画みたく『俺が手伝ってやるぜ(キラーン)』なんてやったら確実に春休み潰れるし。嫌だそんなの。
「……ふぅっ…ふぇっ……うわーーーんっ!!!!」
大音響で泣かれた。
それでも僕が反応を示さないと判ると、彼女は泣きながらも話し出した。
「いやですよぅまたひとりになっちゃうじゃないですかぁそんなのさみしいですですよぅっ…ひっく…折角貴方と出会えたのに……」
………。
「私っ!私、凄く淋しかったんですよぅ?誰も私に気付いてくれないし、鉛筆も触れないから絵も描けないし……」
…………。
「そんな時、貴方が私に気付いてくれて、私、すっごくすっごく嬉しかったんですよぅ?それなのに、なのになのに……」
……………はっ!
やばいやばい今流されかけてたぞ僕!ちょっと手伝ってやってもいいかなぁなんて考えちゃってたぞ!でも……。
目の前で泣いている女の人を放置するのはマズい、かな、やっぱり。
「ああもう仕方無いなぁ…判りましたよ判りましたから取り敢えず落ち着いて下さい」
赤ん坊と女の人に泣かれたら敵わない。これは自然の摂理なのだろうか。
「……で、一体僕に何をしろと仰るんですか?」
必死になって彼女を落ち着かせるのに小一時間。僕の精神力はそろそろ限界だった。
「…えーっとぅ…うーんと…さぁ?」
眼前で小首を傾げるこの女にそろそろ殺意すら覚えそうだった。余程ヤバいな、僕。
「…別に、何でもないのに、あれだけ喚き散らしたんですか貴女はっ!!」
とっとと成仏させてやろうか畜生。塩撒くぞコラ。
「怒鳴ったら近所迷惑ですよー」
「あんだけ泣き喚いてた人に言われたくないですね」
「私はいーんですよー。だって貴方以外に聞こえないですもんっ」
そう言うと彼女はすうぅっと息を吸い込んで「生麦生米巫女みこナースッ!!」と叫んだ。
「ねっ!」
「ねっ!じゃねェよ!耳潰す気かコラ!」
「わわわ落ち着いて下さいっ!キャラ変わってますよ?」
「変えたくもなりますよこの状況じゃ」
「まーあまぁまぁ。クールな少年ってのがウリなんでしょーん?」
「僕がいつそれで売り出したんですか」
「てゆか逸れてますよー話。戻しましょう?私が成仏した方が貴方にとっても都合が良いでしょん?」
誰の所為だよ、とは言わなかった。この女には反論しても無駄だ。これまでの会話で僕もそれ位学んだ。
にしても、本気の話僕に何が出来るというのだろう。
鉛筆も持てないこの人に絵を描かせるなんて霊媒体質でも無い限り無理だ。
まさか……
「身体、貸してくれとか言いませんよね?」
「あり?そのつもりだったんですけど?」
やっぱりそうきたか…正直凄く嫌だ。
でもまぁそれしか方法が無いのなら…仕方無いのかな、やっぱり。
「……判りました。一思いにやってください」
「あ、まじですかいいんですか?んじゃ行っきまぁぁすっ!」
“どかんっ”
「きゃうんっ!」
「ってェ……って何やってんですかアンタ!」
「えーだって飛び込んだら入れるかなぁと思ってぇ……」
「僕の首絞めた時点で無理ですよねぇ!?」
「あ、そっか」
ポンッと手を叩いて頭の上に電球を浮かべる彼女。うざっ!
やっぱりこの人僕より莫迦だ。大学生の癖に。
にしても身体貸せないとなると。本気で困った事になったぞ。
「あーっ!でももう一つ方法がっ!」
「あまり期待はしていませんが何でしょう」
「貴方が私の代わりに絵を描く!」
期待しなくて良かった。
僕、国語算数理科社会は常に5だけど、図画工作は2なんだよ、いつも。
先生が僕のセンスを理解してくれないだけなんだろうけど、大人に文句を言っても仕方が無いし。
大人も嫌いだ。社会の枠に嵌りきってしまって自分で考えるという事をしないから。
なんて、まぁこれもごたごたと後付けした理由であって、詰まるところそんな僕に絵が描けるかというと。
「無理です」
「わあおうぐっさり」
「僕、絵は苦手なんですよ」
「絵に苦手も何も無いですよー。やる気と根性と好き嫌いです」
「体育会系みたいな事言わないで下さい。芸術はセンスと価値観と好き嫌いです」
「あ、好き嫌いだけは意見合うんですねー」
「まぁその辺は僕も身を以って体験していますから」
そう、僕は絵が嫌いだ。大嫌いだ。
だから描かなくなった。そして描けなくなった。
と、いう事で。
「僕は絵は描きません。絶対に」
「ううう……」
僕に斬って捨てられた彼女は、それでも未練がましく僕を見詰めてきた。
「私が手を持って、とかでも?」
「そんなので綺麗に描けるとでもお思いで?」
再び黙り込む彼女。まだ何か手を考えているらしい。
口元に手を当てて、うーとかあーとかひぎぃとか意味の判らない奇声を発している。
…ひぎぃって何だよ。
「ととと取り敢えず私と一緒におばあちゃんの所行って下さいっ」
「何か良い案でも?」
「まっさかぁ。道中で考えるんですよ」
フザケンナ。
と言いつつも結局付いて行ってあげる僕って何て流され易いんだろう。
僕は今、県内の総合病院の前に居る。
「着っきまっしたぁっ!此処の405号室におばあちゃんが入院してるんですよー」
「それはそれは……で?」
「ふぇ?」
「何か思い付いたんですか、絵を描く方法」
「うーん…てゆか貴方の方が私より賢そうですよねー」
「……それで?」
「何か思い付かなかったんですかー?」
頭痛がしてきた。
こいつもしかしてハナから僕に何とかさせる気で此処まで来たんじゃないだろうか。
だとしたら凄く腹が立つんですけど。僕一体何してるんだろう。
「そうですか思い付かなかったんですかー。仕方ない。取り敢えず上がりましょーか」
仕方無いって。仕方無いってなんだよ。取り敢えずどうするつもりだこの莫迦女。
「ねーえー!早くしないと先行っちゃいますよー?」
ヤバい本気で苛々する。
「ねーえー!ねえねえねえねえねえったらぁ!」
「ああもううっさい!」
と、耐え切れなくなって叫んだ瞬間。
痛い程の周囲の視線。
そりゃそうだ。周りから見れば僕が叫んだ所は只の虚空だ。
「くそっ!」
不審なモノを見るような目を振り切るようにして僕は彼女についていく。
もう此処まで来たらどうにでもなれだ。行ってやろうじゃないか、『おばあちゃん』の所まで。
……どうなっても、知らないからな!
「私ね、凄くおばあちゃんっ子だったんですよ」
4階に上がるエレベーターの中で、彼女が珍しく真面目に口を開いた。
「うちはですね、ホラ、親父が私の首絞めちゃう位ですから、滅茶苦茶ドロドロだったんです。
親父がお母さんに殴りかかる事もしばしばで。
そんな時にはいつも、泣きながらおばあちゃん家に逃げてたんです」
エレベーターが止まって僕が降りても、彼女は動こうとしなかった。
……仕方無いかな、今回は。
僕はもう一度エレベーターに乗り込むと屋上へのボタンを押した。
あそこなら人も居ないだろうし、僕も気兼ね無く彼女の話を聞ける。
エレベーターが動き出すと同時に彼女は再び話し出した。
「おばあちゃん、ね。泣きじゃくる私におっきなオムライス出してくれたんです。子供の私の両手分位あるのを。
甘くって、ふわふわで、凄く美味しかった。それ食べると何故か判んないんですけど、涙が止まっちゃうんですよ!
おばあちゃんの魔法のオムライスだーって。ケチャップで色んな絵を描いて」
彼女は淡々と過去の思い出話を語る。
否、違う。そう聞こえるだけで、実際は彼女の瞳からは止め処無く涙が溢れていた。
「だから、だからね、『ありがとう』って、伝えたかったんです。私が一番好きな事で」
「…………」
「でも、やっぱ無理ですよねー。判ってました。でも、どうしてもどうにかしたかったんです。
病院に来るまでに良い方法思い付かなかったら諦めようって決めてたんです。
もしかしたらどうにかなるかもって思ってましたけど、やっぱり美味しい話はそうも転がってないですねー。
此処まで付き合わせてしまって、御免なさい」
「……待って、下さいよ。貴女に成仏して貰わないと僕が困るんです。此処まで来てどうしようもないだなんてそんな…」
「嘘ですよんっ!」
言葉遣いこそ同じであれ、急にシリアス会話モードに突入した彼女に戸惑いつつ、取り敢えず彼女を宥めようと試みた。
が、それさえも突っ撥ねて彼女は話し続けた。
「どうしてもおばあちゃんに絵を描いてあげたかったから。嘘吐きましたっ。ホントはいつでも逝けるんです。
ろくでもない人生だったから、最後位我儘言ってもいいかなーなんて。結局貴方に迷惑掛けて終わっちゃいましたけどねっ。
御免なさい、本当に。私の下らない茶番劇に付き合わせちゃって。滅茶苦茶迷惑でしたよねー」
えへへっと軽く笑って、彼女は屋上の淵まで歩み寄る。
風が彼女の髪を流した。
「そんじゃ、私逝きますねっ。楽しかったですよー、貴方のツッコミ」
「ちょっ……」
「ありがとう。ホントにありがとう。最期の最後に貴方みたいな人に出会えて良かったです」
「……僕は、何もしてません」
「私を拾って此処まで一緒にきてくれたじゃないですかー。話も聞いてくれたしっ!」
「僕は、何も出来ません」
「貴方みたいに頭の回転速くて責任感強くて優しい小学生なんて今時いませんよー。それでいいんじゃないですか?」
「僕はっ…!僕は、貴方の望みを叶えられなかった」
「気持ちだけで十分ですよー」
「そんなのは出来ない奴の言い訳です。僕を出来ない奴にするつもりですか?」
「かぁっくいー!でもねー、気持ちを舐めちゃいけませんよー。現に」
と、彼女はそっと僕に手を伸ばすと、頭をポンッと撫でた。
「私は、凄く幸せですからっ!ねっ!」
そう言ってにひっと僕に笑い掛けると、彼女はそのまま、屋上の淵から落ちた。
次の瞬間、そう、僕が下を覗くまでのほんの一瞬で、
彼女は、消えてしまった。
始めから描く事が嫌いだった訳じゃない。
寧ろ、好きだった位なのに。
たった一つの出来事の所為で、此処まで憎くなってしまうなんて。
それは、僕がまだ新しいランドセルを背負っていた頃の話だ。
学校で図工の時間に絵を描いた。
その頃の僕は、まだ絵を描く事が大好きだったから、真剣に、自分の持ってる全てを絵に表した。
それをたった一言、先生に否定されただけで。
だけだったんだけど。
僕は、自分まで否定しなくちゃならなくなった。
ヤワな子供の心を壊した、「ツマンナイ絵ね」というあの先生の一言。
軽蔑の眼差し。
それで僕は、絵を描かなくなった。
コンコンコンッと軽いリズムで病室をノックして中に入ると、柔らかい雰囲気の老婆が僕の方を見た。
「……こんにちは」
「はい、こんにちは。どなた様でしょう」
「桜と、貴女の絵を描きに参りました」
「………え?」
「お孫さんの、最期のお願いです」
* * *
お化けなんていないと思う?
そんなの寝惚けた人の見間違いだって?
そう、僕が体験したのは、まさに夢のような話。
でも、彼女は僕の隣に在った。
***後書き***
はい、という事で【オモチャ箱】一周年記念小説です。楽しんで頂けたでしょうか?
今回はささやかな感動モノを目指してみました。感動出来るかどうかはさておき(笑)
私にしては珍しいパターンなんじゃないかなぁと。どれかと言うと『幸せ宅配便』に近い雰囲気でしょうか。
小説を書く切欠をくれた人達に。リンクを繋いで下さったサイトマスター様に。
忙しい中校正をしてくれたオニーサンに。大変な時に支えてくれた友人に。
そして、私の紡ぐ物語を読んで下さった皆様に、沢山の「ありがとう」を込めて。
本当に、お世話になりました。そして、宜しければこれからも支えてやってください。
お持ち帰りについては、今回は連絡を下さった方に限らせて頂きます。何分この長さですしね…。
持って帰って頂ける場合は、メールかBBSで斑咲に御一報を。飛び上がって喜びます。
5月5日追記++この駄文になつめさまが素敵なイラストをつけて下さいました!コチラ!
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