*僕と君と暗闇と星と*





 ねぇ、訊いてもいいかな?

 ――うん、いいよ。僕に答えられる事だったら。



 君はどうしてそんなにも笑っていられるの?山程不安を抱えているだろうに。

 ――そんなものは、星の数もある希望の前では至極小さな物でしかないからね。



 君はどうしてそんなに楽しそうに話せるの?もう直ぐ皆と離別してしまうのに。

 ――だから、今の内に沢山思い出を作るんじゃないか。



 淋しくないの?

 ――そりゃあ淋しいさ。淋しくて痛くて死にそうだ。でも、僕には新しい世界で待ってくれてる人がいる。



 どうしてそんなに楽観的になれるの?待っているのは暗闇だけかもしれないのに。

 ――あぁ、もしかしたらそうかもしれないね。でも、そんなの楽しくないじゃない。



 楽しく、ない?

 ――そう。僕は生きてるんだから。楽しい事を追い求めるのは普通でしょ?



 そう、だね。いい事を聞かせてもらったよ。

 ――そうかな。そう思って貰えると嬉しいな。



 ありがとう。さよなら。

 ――どうしてサヨナラなんだい?僕達はこれからもずっと一緒でしょ?



 ・・・うん、其の通りだね。ありがとう。

 ――どういたしまして。



 これからも、宜しくね?

 ――勿論だよ。これからも、一緒に頑張って行こう。





 *作者コメント*

 ・・・終われ(待て)。
 『だべりば』様との相互記念に贈呈もとい一方的に押し付けたものです(痛)。
 会話調に進めてみましたが、如何でしたでしょうか。
 ・・・いや、もう何も言うまい(爆)。
 あられサマ、鈴丸サマ、こんな物を押し付けてしまって真に申し訳御座いませんでした;;
 24時間何時でも返品可で御座います故。

 ではでは、相互リンク有難う御座いましたー!!







 【novel top