逢えないけど、別にいいよね。

 ううん。逢えないからこそ……







 *Meet me?*







 逢った事も無いけれど

 顔を見た事も無いけれど

 声を聞いた事も無いけれど

 それでも私、君が好きだよ





 君と会えるのは、光る画面上でだけ。

 青いラインを通って届くメッセージ。

 何の変哲も無い、無機質な文字の並び。





 逢いたいと、思う事もあるよ。

 君の顔が見たい。

 君の声を聴きたい。

 君の温度を感じたい。





 だけど、ね。

 硬い明朝体の文字が君の声に合わせて踊っているように。

 コードを通して、君の笑顔が届くみたいに。

 光る画面が、君の温もりを伝えてくれているように。

 そう、感じるんだ。





 だから、今はまだ、このままでいい。

 もっと沢山、言葉を頂戴?

 嬉しい事があったら、一緒に喜びたい。

 悲しい事があったら、一番に慰めてあげる。

 もっと沢山、君を頂戴?

 そうやって、君の一番になって、

 そしたら君に、逢いに行くから。





 私、今日も待ってます。

 君からの、メッセージ。


 籠められた、君自身を。







 逢えないけど、別にいいよね。

 逢えないからこそ、輝くものだってあるって、

 私、信じてるから。










+反省会。+
先ずは一言。
3 0 0 0 h i t 大 感 謝 で す ! !
何とか此処までやってこれているのも皆様のお蔭です。拙い管理人ですが、これからも宜しくお願いします!
さてさてこの詩ですが、学校でネットに関する英語の長文解いてた時に、ふと書きたくなったモノです。
「会えなきゃ嫌だ!」っていう人のお話だったんですが、例によって斑咲は反抗心剥き出しです(笑)。
「逢いたい」=「逢わなきゃいけない」訳じゃないですし、会えないからこそ素敵な事もあるんじゃないですかねぇ。
そんな詩でした。

秋星様、こんなんでよかったでしょうか?受け取り拒否書き直し要請大歓迎ですので・・・!(汗)











novel top