ひらひらひらひら降りそそぐ、ひとひらひとひらが嬉しくて。
風に乗って舞い上がる、全てがぼくを切なくさせた。
*ことざくら*
優しいうすもも色は、いつもぼくをとりまいていて、
手を伸ばせば届いたから、それが尊いものだなんて気付かなかった。
そのひとつひとつが、決して戻ってこないだなんて。
あのときぼくを包んだかけらは、とてもとてもあったかくて。
あのときぼくを包んだ笑顔は、とてもとてもまぶしかった。
もう、二度と感じることはできないけれど。
もしあのときに戻れるのなら、もらった全てを押し花にして、
ずっとずっと大切に、たから箱にしまっておくのに。
ひらひら、ひらひらと踊っていた花びらは、
ひらひら、ひらひら、
どこに飛んでいったのだろう。
来年はもう、花は咲かない。
*
きれいな、きれいな、
あなたからのおくりもの。
*****
言桜。造語です。今私が勝手に作りました。
勝手に作ったつもりですが何方か既に作ってたらごめんなさい。
タイトルが平仮名なのはそっちのが字面が良かったからというそれだけの理由だったり。
連なる文字を誰が葉に例えたんでしょう。凄いことだと思いますそれって。
そして便乗して文字を桜に例えてみましたごめんなさい。
とまぁ、恋愛モノにもシリアスにもなりきっていないどころか意味も良く分からないものになってしまいました。
更に夏の暑い時期に桜という無謀さ。
こんなですがリクしてくださった方々にご満足頂けることを願って、ええ、願って……(どうも自信がないらしい)。
こんな短いモンなのにお待たせしてしまって申し訳ありませんでした。
リクして下さった方は宜しければサイト名と斑咲の名とともに持ち帰って下さいませです。
いちまんだ&にしゅうねんありがとうございました!
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